新潟県産コシヒカリ 合鴨ごんべい

新潟県産コシヒカリ 合鴨ごんべい

合鴨農法は水田に合鴨を放し飼いにすることで、雑草や害虫を食べてくれるので農薬を使わず駆除ができるのと同時に、合鴨の排泄物が肥料になるという一石二鳥の自然循環型農法です。上村農園では従来のコシヒカリにこだわり、種もみ選び、苗作りを自ら行っており、魚沼産コシヒカリの産地である十日町の雪解け水をたっぷり含んだお米は、甘味、香りがしっかりとした出来栄えです。

新潟県産コシヒカリ 合鴨ごんべい

新潟県十日町市
産地 新潟県十日町市
生産者 上村農園
品種 コシヒカリ

◎合鴨を活用した米作り
◎従来コシヒカリへのこだわり
◎魚沼産コシヒカリの産地

1缶:270g
約2合、ご飯茶碗で4~5杯分

 
 

国内最高評価の米が育てられる土地

朝、太陽が顔を出すと真っ先に日が当たる
夕、山に入る太陽で最初に日暮れが訪れる
日中の寒暖の差
朝霧に濡れる稲

日本一長い河である信濃川が作った日本一の河岸段丘
この恵まれた大地で育てられるのが
名高い「魚沼産コシヒカリ」。
国内最高評価、24年連続「特A」認定のお米です。

高い山々に囲まれ、滾滾と流れ出す雪解け水に霧。
恵まれた環境の中でも、信濃川の川西に当たる土地は特に気候条件が良く「幻の米」と高い評価を受けています。
そんな、高級米の栽培に適した大地で、
大きなこだわりと、高い生産技術を追求する
農家がありました。

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合鴨農25年の名人・上村さん

上村農園の上村さん。
農薬や化学肥料を一切使わない米作りにこだわった末、
昭和62年に辿り着いたのが「合鴨農法」でした。キャリアは実に25年以上。

合鴨農法は水田に合鴨を放し飼いにして草や虫を食べさせる農法。草や虫の駆除ができるのと同時に、合鴨の排泄物が肥料になります。一方で、合鴨を狙う鳥獣との戦い、稲と合鴨の成長に合わせた深水管理など、合鴨農法には高い生産技術が必要です。

毎日何度も鴨の様子を見に田んぼを訪れる上村さん。
「鴨をよく見ていると、表情や鳴き声で鴨の気持ちがわかるんです。」
群れの中で弱っている鴨を見つけたら、
自ら体を拭いてあげ、暖めてあげるとのこと。

上村さんの米作りはまさに合鴨と二人三脚。
付いたあだ名は「合鴨ごんべい」。
上村さんにピッタリのあだ名です。

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自然の中で生きるこだわり

新潟県で作られるお米は、現在その多くが「コシヒカリBL」。
病気に耐性を持った新品種です。

その中で、上村さんは昔からある従来コシヒカリにこだわっています。
「やっぱり味が違う。特に収穫翌年の4月以降の味は従来コシが断然。」
こだわりの従来コシヒカリの苗は、
自ら行う種もみ選びから始まります。

育苗もハウスではなく自然の中で。
「苗も甘やかしすぎてはダメ。不揃いでもそれが自然だよ。」

もし上手くいかなくてもそれが自然。
合鴨も、合鴨を狙う鳥獣も、天候も、
害虫も、雑草も、病気もみんな自然のなかに存在する。
その自然の中の一員として、上村さんは農業をする。
「自然の中で、"命"をもらって生かされている。
だから"いただきます"なんです。」
目線の先には、十日町の大自然が広がっていました。

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こめかん「合鴨ごんべい」

そのこだわりのお米はみずみずしさが最大の特徴。
「合鴨農法で育てたお米は、普通より水を深く張る。
そのせいか合鴨のお米は本当にみずみずしいんだよ。」
水分含有量は変わらないそうですが、
ふっくら炊き上がったお米はしっとり。
十日町の雪解け水をたっぷり含んだお米は、
甘味、香りがしっかりとした出来栄えです。

毎日こんな美味しいお米が食べられるなんて幸せですね、
と聞くと。
「いいものは全部お客さんに渡してしまうんだよ。
俺たちが食べるのは、残って捨てるのには
もったいないようなお米だよ。
それでも、美味しいお米を食べてもらえるのが幸せだ。」
と上村さんはニッコリと笑顔で答えてくれました。

 
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