新潟県産コシヒカリ 俺の米

ミネラルや有機肥料を活用した、どんな気候にも負けない土作りにこだわっています。また、大きな米粒を揃えるよう手間ひまをかけ、そのお米は、「香り、つや、甘味のバランスが良い。」「冷めても味がしっかりとしている。」という評価を得ています。口当たりがよく、甘味豊かなお米は阿賀野市の農業の明日を支える若者の自信作です。
歴史ある稲作地帯の若手農家
新潟市内の飲食店、注文したおにぎりのおいしさに驚いた。
それが「俺の米」との出会いでした。
新潟平野のほぼ中央。
標高1000m級の山が連なる五頭連峰を背にし、
大河阿賀野川によって開かれた土地。
この地域の水田開発は徳川8代将軍吉宗公の時代から。
300年以上の歴史ある稲作地帯です。
ここ阿賀野市で「俺の米」を作るのは五十嵐泰輔さん。
五十嵐農場の4代目。昭和55年生まれの若手農家です。
首都圏でも高い評価を受けるお米作りの現場を訪ねました。

どんな気候にも負けない土作り
若くして農業の世界に飛び込んだ五十嵐さん。
最初は戸惑うことも多く、手探りでした。
しかし、最初から持っていた強い想い。
「量は取れなくてもいい。おいしいお米を作りたい。」
量より質を実現するために取り組んだのが土作りです。
土壌調査をしっか行い、どんな成分が土に足りないかを見極めます。そして堆肥業者とよく相談し、適切なミネラルや有機肥料を土に与えます。
どんな気候にも負けない稲を。
どんな気候でもおいしいお米を。
ひたむきな想いで良い土作りに取り組んでいます。
栽培技術の向上にも積極的。
他の農家の技を聞いて周り、米作りの技術を磨きました。
その姿勢が認められ、今では地域から田んぼを任されるようになっています。


食べる人の声に耳を傾ける農家
そんな「俺の米」は、「香り、つや、甘味のバランスがとても良い。」「冷めても味がしっかりしている。」と評判です。
栽培に集中しがちな農家が多い中、若い五十嵐さんは積極的に自分の作ったお米を食べてもらい、感想を聞いて回ります。
消費者や飲食店への直販を始めた頃から、
「食べた人がどう感じるのかとても気になる。」
と、常に反応を大切にしていました。
その声を生かした一つが、粒揃え。
米の選別の際に使う網のサイズを、
通常1.8mmのところを1.9mmのものを使う。
収量は確実に落ちるものの、
大粒の揃ったお米を届けられます。
選別は、通常1回で良いところを2回網に通します。
「おいしいかどうか決めるのは食べた人だから。」
だからこそ、おいしいと言わせるための努力を惜しみません。



こめかん「俺の米」
おいしい米作りを続ける五十嵐さんには、地域の仲間から販売先の紹介がどんどんと入ってきます。
「周りの人間に本当に恵まれている。」
そう語る五十嵐さんですが、誠実で活力ある姿勢が人望を集めていると感じました。
口当たりよく、甘味豊かなお米。一番おいしい食べ方を聞くと「塩辛や筋子などしょっぱいものと、白いご飯の食べ合わせは最高ですよ。」とのこと。
阿賀野市の農業の明日を支える若者の自信作。
ぜひご賞味ください。